イタリアのローマから交通機関を使い、2時間半から3時間の場所にあるナポリ。世界遺産が数多くある場所の一つです。スパッカ・ナポリは、紀元前、古代ギリシャの植民地「ネアポリス」をベースにしたと言われる旧市街エリアで世界遺産。ナポリを真二つに割ったという意味があり、名の通り直進する通りが貫く旧市街エリアです。中心となるのは「ビアジョ・デイ・イブレイ通り」と「トリブナーリ通り」。この二本の通りの周辺に主要な教会が集中しています。
歴史
スパッカ・ナポリは、いわゆるナポリの下町です。狭い通りを挟んで、高いアパートが隣接しています。また通りの両側は、レストラン・商店・土産物屋が立ち並び、観光客や地元の人が多い場所です。美術品・教会・彫刻・建物など歴史の重みを感じる為に訪れる人も多くいます。ジェズ・ヌォーヴォ教会は、宮殿だったものを改装した教会で、石積みの壁が印象的です。豪華なバロック様式で飾られています。サン・ドメニコ・マッジョーレ教会は、ナポリ東洋大学前にある教会です。17世紀にバロック様式で改装されたもので、寝具室には、アンゴラ家とスペイン国王の棺が並んでいます。
見どころ
サンタ・キアーラ教会は、ジェズ・ヌォーヴォ教会の斜め向かいにあります。火事で焼失した為、20世紀にゴシック建築で再建されました。サン・セヴェーロ礼拝堂・美術館は、ヴェールが透き通っているように見える大理石のキリスト像で有名な礼拝堂です。血管だけを残した人体像などが見られる博物館でもあります。ナポリ大聖堂(ドゥオモ)は、守護聖人サン・ジェンナーロを祀る大聖堂です。毎年3回、血液が液体化するという奇跡が起こることで知られています。クローチェ通りなどメインストリートと言われている場所は、散策にとてもいい場所です。