サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の建物は、1296年に大聖堂を取り壊して工事をスタートし、100年以上の年月をかけて1469年に完成しました。 その後、改築されたり、第二次世界大戦の影響などで一部分改装されたりしましたが、多くは当時の姿のまま残っています。レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画『最後の晩餐』は、第二次世界大戦の影響を受けなかった「奇跡の作品」として有名です。
「さすが、ユネスコの世界遺産」と、うなずける、教会のアプス(壁面にくり抜かれた半円形、または多角形に窪んだ部分。後陣。)の堂々たる美しい姿が目を引きます。修道院の食堂にある『最後の晩餐』は、縦420センチ、横910センチのとても大きな壁画です。すばらしい芸術を直接目にすることができるのも、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の魅力のひとつです。万が一、見学の予約が取れなくても、外観を見るだけでも十分価値があります。
絶対に見れないと思っていた最後の晩餐が見れてうれしかったです。
部屋の中ではずっとガイドさんがイヤホンで説明してくれていて、楽しめました。
チケットを取るのも難しい『最後の晩餐』を解説つきで鑑賞でできて、短い時間でも十分に隅々まで目を配ることができました。また、ミラノの名所を、その歴史や成り立ち、昔と今と、さまざまな視点から教えてもらいながら見て回れたのもいい経験になりました。