メディチ家礼拝堂はイタリアではもっとも権勢を用いる事が出来たとまで言われる、あのメディチ家の当主の墓が代々納められていると言われている建物です。別名・君主の礼拝堂とまで言われている旧礼拝堂にはふんだんに大理石が使用されており絢爛豪華と言う言葉がこれほど似合う所はありません。新聖具室はかの有名な芸術家であるミケランジェロ本人が基本設計から細かい装飾まで全部に自らの眼を光らせて建築を取り仕切ったとも言われているのです。偉人のなした芸術の粋を身近に感じて本物の美というものを肌で感じる事のできる所であると言っても良いでしょう。
歴史
メディチ家礼拝堂はフィレンチェにある、サン・ロレンツォ聖堂の中にある新聖具室と君主の礼拝堂の二つの建築物を併せてこう呼んでいます。 16世紀から17世紀にかけての教会の増設の時に建設されたのですがその基本構想から完成までをあのミケランジェロの手がかかっているという点で有名です。
見どころ
メディチ家の礼拝堂はどこも天井がとても高く感じられます。 それがこの建築の特徴と言えるのかも知れません。クーポラから差し込んでくる光はミケランジェロが意図したのはきっと神と天使によるご来光であったのではないかと感じるほどにまばゆくみえるものです。 神聖具室おかれている昼・夜・曙・暁又、入ってすぐのフロアに展示されている資料はメディチ家の代々の系譜等がよく分かります。 歴史好きでは無い方も十分に楽しめる特別な空間とも言えます。
