ブラックサンドビーチはアイスランド南部にあります。その名前の通り真っ黒な砂浜です。これは、火山灰や流れてきた溶岩によって、このように黒い砂浜になりました。海面には「レイニスドランガル」という、まるで彫刻作品かのような変わった形をした岩の柱がそびえ立っていて、最も高いものでおよそ66メートルもあります。自然が生み出した、黒い砂浜と奇妙な形をした岩が不思議な雰囲気をかもしだします。海岸沿いには、レイニスヒャットル(Ｒｅｙｎｉｓｆｊａｌｌ)といわれる変わった形の岩もあります。レイニスヒャットルの上の方には、野鳥の姿や巣なども見られます。また、波はとても荒いため、波打ち際を歩くときには注意が必要です。
見どころ
ブラックサンドビーチは、他ではなかなか見られない真っ黒い砂浜と「レイニスドランガル」という奇岩が織り成す風景が、まるでモノクロの世界にでも迷い込んでしまったかのような非日常的な印象を与えてくれます。レイニスヒャットルもまたその奇妙でおもしろい風景の一部を担っています。夏には「パフィン（和名：ニシツノメドリ）」という、「海のピエロ」の愛称で親しまれている、とても愛らしい鳥が生活を営んでいる様子を見られます。おそらく多くの人が、テレビや写真などで一度は見たことのある鳥だと思います。このように、魅力的な観光スポットなのですが、波はとても荒く、何の前触れもなく思わぬ高波がやってくるときもありますので注意が必要です。
