1662年に継承者である息子マクシミリアン2世マヌエルの誕生後、選帝侯フェルディナント・マリアと妻の命により、イタリア人建築家パレッリの設計により、1664年に建設開始されました。中央の建物は、1675年に完成しました。1701年からは、マクシミリアン2世により宮殿の拡大が開始され、彼の息子・神聖ローマ皇帝カール7世が、庭園や庭園を囲む建築物を造り、現在のような宮殿が完成しました。その後も、宮殿は、長い間、バイエルン支配者の夏の住居として使われました。現在は、一般公開されていますが、今でも、宮殿は、ヴィッテルスバッハ家が所有しています。
【宮殿・祝宴の広間】宮殿のバロック様式のファサードは、700m以上もあります。本館の中央部の大広間(Steinernen Saal)の素晴らしいフレスコ天井画と装飾はたいへん印象的です。3階以上の高さの空間を持つ壮麗な部屋です。【馬車博物館】ヴィッテルスバッハ家の馬車のコレクションがあります。1742年に神聖ローマ皇帝カール7世の戴冠式に使われた馬車や、ルートヴィヒ2世の豪華な馬車など、見応えがあります。【アマリエンブルグ】宮殿の庭にあるロココ様式の狩猟用の小宮殿です。1734-1739年に建設されました。ユニークな鏡の広間は、ヨーロッパのロココ建築の傑作です。