レジデンツ宮殿　ガラコンサート ＜ミュンヘン発＞

ミュンヘンに９日間滞在する美術館巡りを計画中に、月に一度のレジデンツ宮殿ガラコンサート公演日が、私たちの日程内にあることから、さっそく予約しました。 当日の昼間はレジデンツ宮殿内をゆっくりと巡り、一旦ホテルに帰って夕食を済ませて、１９時にコンサート会場となる宮殿内のアレハイリンガー教会に行きました。昼間に場所を確認しておいたので、暗い時間でも迷うことはありませんでした。 教会入り口で、プリントして用意したヴァウチャーを出す間もなく、名前を告げただけで入場券をもらえました。 私たちのカテゴリー１の座席は、ステージから２列目のまん真ん中で、最高の演奏を間近で楽しめました。教会の程よい大きさと適度な音響で、コントラバスとオーボエを加えた４種の弦楽器による演奏は、普段聴いているコンサートホールでの響きとは、ひと味違う味わいがありました。 この日は、ヴィヴァルデイ、モーツァルト、ビゼー、そしてベートーヴェンが演奏され、どれもが私たちの耳に親しい楽曲で十分に楽しめました。特にチェロの奏者が本当に楽しそうに演奏していて、聴きほれてしまいました。 １９時３０分ピッタリに始まり、ブラームスのアンコールも含めて計６作品を演奏し、２１時３０分に終わりました。 あっという間の２時間を堪能し、余韻を道連れに、夜のミュンヘンの街をホテルまで歩いて帰りました。 ミュンヘン滞在のスケジュールが合致する場合には、このコンサートはお勧めです。