250年以上の歴史を持つベルリン国立歌劇場は、ベルリンで最も有名な大通り、ウンターデンリンデンにあります。開かる公演は世界的に評判が高く、世界でも最も重要で有名な歌劇場の一つです。建物の外観はコリント(ギリシャ)神殿を思わせるような堂々としたもので、歌劇場内は繊細で豪華なロココ様式建築です。最初にオープンして以来、この歌劇場では、それぞれの時代を代表する多くの音楽家が活躍し続けています。
歴史
1741-1743年にかけて建設され(Georg Wenceslaus von Knobelsdorff設計)、当時は、ヨーロッパ最大の歌劇場でした。1843年に火災で焼失してしまい、1844年にCarl Ferdinand Langhansにより、新劇場が建設されました。1928年には大改修が行われました。1930年代には、ナチスの弾圧で、多くの音楽家が亡命を余儀なくされました。第二次世界対戦では破壊されてしまいましたが、1955年には再建され、東ベルリン領域にありました。東西ドイツ統一後、1992年には、著名なアルゼンチン生まれのイスラエル人指揮者ダニエル・バレンボイムが音楽監督に指名されました。
見どころ
ベルリン国立歌劇場は、2010-2017年まで、大掛かりな改修工事が行われています。新しい舞台や、最新の施設を整えた客席会場が完成する予定です。工事期間中は、シャルロッテンブルグ宮殿のシラー劇場(Schiller Theatre)が替わりの会場となり、音楽監督ダニエル・バーレンボイム率いるアンサンブルとベルリン国立歌劇場オーケストラは、演奏公演とオペラ公演を続けます。