ベルリンで最も美しいとされる広場です。3.3ヘクタール広場の中央には、コンサートハウス(劇場)、向かって左手にはドイツ大聖堂、右手にはフランス大聖堂があります。コンサートハウスの前には、ドイツの偉大な詩人フリードリッヒ・シラーの像が立っています。「ジャンダルメン」の名前は18世紀に、この場に、ジャンダルム(フランス語・憲兵)の厩屋があったことに由来します。3つの歴史的な建物が集まるこの広場は、多くのオープンエアコンサートやテレビ・フィルムの賞の授与式の会場になるなど、注目を集めるシーンとなっています。
歴史
1688年、選帝侯フリードリッヒ3世(後の国王フリードリッヒ1世)の時代、ヨハン・アルノルド・ネリンの設計で、市を拡張する目的で造られ、広場では、ローカル市場が開かれていました。最初は、リンデンマルクトと呼ばれており、フリードリヒシュタット・マルクト、ノイアー・マルクトと名称が変わりました。18世紀に、ゲオルグ・クリスティアン・ウンガーにより、広場は再設計され、名前も、現在の「ジャンダルメンマルクト」に改められました。
見どころ
【フランス大聖堂】1701-1705年建築の大聖堂は、フランスからベルリンに亡命してきたユグノー派の人々のために建てれられました。1685年に破壊されたパリの近くのユグノー派の教会をモデルに建設されました。【ドイツ大聖堂】1701-1708年に建設されました。2つの大聖堂のほぼ同じ尖塔は、どちらもカール・フォン・ゴンタルトの設計で、1785年に完成しました。【コンサートハウス】1821年完成で、当時の著名な建築家カール・フリードリッヒ・シンケルの設計です。長い間、ドイツをリードする劇場とみなされてきましたが、現在は劇場としては使われておらず、ベルリンの最も重要なクラシックコンサートホールの一つです。