現在サンジェルマン広場からサン・タンドレ・デ・ザール広場に広がるサン・ジェルマン・デ・プレ界隈は、558年頃に建てられたサン・ジェルマン・デ・プレ大修道院を中心に少しずつ栄え始めた地区です。17世紀にはパリ市の一部となり、啓蒙思想家や政治家などが集い始めるようになってきた頃から、活気を持つようになりました。第二次世界大戦後は文化人や芸術家が数多く出入りするようになり、文化の中心地として賑わいました。今でもサルトルとボーヴォワールが足しげく通ったとされるレ・ドゥー・マゴやカフェ・ド・フロールなど、歴史に名を残すカフェやブラッスリーが残されています。
かつて知識人や芸術家などで賑わったサン・ジェルマン・デ・プレ界隈は、今でも知的で洗練された雰囲気を持つ地区です。サン・ジェルマン・デ・プレ教会、サン・シュルピス教会、ドラクロワ美術館やオデオン座などを見てまわったり、疲れたらレ・ドゥー・マゴやカフェ・ド・フロール、パリで最も古いと言われるル・プロコップなどのカフェや、アールヌーボー装飾が素晴らしいブイヨン・ラシーヌ、ブラッスリー・リップなどのブラッスリーでひと息つくというのも趣があります。また、洋服、雑貨、本屋などのお店を散策して歩いたりと飽きのこない地区です。
ガイドのステファンさんは、英語で説明されるものの、実は日本語もペラペラです。細かい説明は英語が拙い私には分からないことも多かったけど、一緒の参加者のみなさんも喋れない私にもゆっくりの英語で気にかけて話してくださったりで結果的に参加してとても... 続きを読む
閉じる集合場所でガイドのStephanetと会う 参加者は他に米国から数グループ。驚いたことにガイドのStephaneは、日本語ペラペラ、聞いてみるとたまプラーザに5年ほど住んでおり、日本へは百回近く行っているとのこと。私も田園都市線沿線に住んで... 続きを読む
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