オランジュリー美術館は、テュイルリー宮殿のオレンジ温室(オランジュリー)として造られました。 1927年に、モネの大連作「睡蓮」を展示するために、美術館に作り替えられました。 1965年以降は、画商のジャン・ヴァルテル&ポール・ギヨームコレクションの保護もしているため、ピカソやルソー、モディリアニ、マリー・ローランサンたちの作品も見ることができます。 2000年から、6年もの歳月をかけて大改装をし、天井から自然光を取り入れることで、モネが望んでいた光に満ちた温室のような「睡蓮の間」が完成しました。
オランジュリー美術館での必見の作品は、なんといってもモネの「睡蓮」です。 モネが晩年を過ごしたジヴェルニーの家の庭で描いた「睡蓮」だけを、パノラマで堪能できる場所は、世界広しといえども、このオランジュリー美術館しかありません。 「睡蓮」の部屋は2室あり、天窓から柔らかく入る日差しが、「睡蓮」に息吹を与えているように感じられるほど、「睡蓮」の様々な色合いを楽しむことができます。 人気の美術館であり、並ぶことも多々ありますので、パリで美術館巡りをしたい人は、オルセー美術館とのペアチケットや、美術館共通パス「パリ・ミュージアム・パス」などを購入してうまく美術館巡りをすると良いでしょう。 静寂の中で鑑賞することが厳しく求められていますので、美術館のルールにのっとって鑑賞しましょう。 また、作品を傷めないために、フラッシュ撮影も厳しく禁じられています。
高齢の母が一緒で、パリが初めての家族もいたので日本語ガイドを申し込みしました。
効率よく丁寧に説明して下さり、絵画の裏情報というか、描かれた背景や経緯なども楽しく説明してくださり新たな発見がありました。
母が長時間歩けないので車いす... 続きを読む