【参加時期】2023年12月中旬
【同行者】60代後半の母・私(30代前半)
【受付】バウチャーに「ピックアップタイム=出発時間」とあったため15分前に行きましたが、早すぎたようでした。安全に関わる同意書にサインし、防寒装備へ進みます。... 続きを読む
【天候】当日の天候は雪がちらほら、ガイドさん曰くラップランドの12月標準で、豪雪でもないしかなり良い天気!とのことでした。下記の装備でソリ後半の20分くらいは底冷えしていました(笑)
【自前装備】超極暖ヒートテック上下、貼るカイロ(腰に1枚)、靴用カイロ、ヒートテックソックス、厚手のセーター、ワークマンの防風撥水クライミングパンツ、ニット帽、マフラー、ダウンジャケット
【レンタル装備】自前装備の上から着用できるつなぎの防寒着、厚手のウールソックス、ブーツ(内ボア・外は革)、グローブ(ブーツと同じ)
帽子とマフラーもレンタルできますが、自前装備でいいかなと今回は断りました。装備を整えた後、自前のブーツやグローブは受付で借りた大きな布袋に入れました。この布袋はツアー終了後にレンタル防寒具を入れてお店の前の棚に返却するために使います。ピックアップまで5分ほど時間がありましたが、室内では暑すぎたので(笑)外で迎えの車を待ちました。
【ピックアップ~トナカイとの対面】時間通りに迎えの車が到着し、トナカイのファームまで車で10分程度移動しました。サーリセルカの街灯りから徐々に遠ざかる感じがワクワク感が高まってよかったです。ファームに着くと、安全なソリの乗り方、写真撮影時の注意事項(フラッシュ禁止)、トナカイとの関わり方(大声を出さない、直接触れないなど)の説明を受けました。
【トナカイと対面~出発】この日は私達のみの参加だったため(こんなに少ないのは珍しいそうです)トナカイはソリを先導する1頭だけかもと言われていたのですが、実際にはソリを挟む形で2頭のトナカイが一緒に行ってくれました。1頭の体色は茶色や白が混ざったイメージ通りのトナカイでしたが、もう1頭は真っ白で、美しい佇まいに感動しました!ソリは2人乗りですが、厚手のシートが敷いてあり、乗り込むとさらに大きな毛布を掛けてもらえました。現地ガイドさんを先頭に縦列で出発しました。
【ツアー中】45分間、ガイドさんの説明はなく、木製のソリのきしむ音とトナカイの足音以外は何も聞こえない空間の中、景色があまりに美しいので、変に思考を巡らせることもなくただただその世界に没入するような、神秘的な体験でした。すこし瞑想に似ているかなと思いましたが、後から現地ガイドさんがおっしゃった「reindeer is peaceful.」の一言に尽きるな、と思います。ほんとうに心が癒されました。フラッシュなしで撮影はできるのですが、手袋を外すとあまりに寒いので休み休みの撮影になりました。
オーロラは見れませんでしたが、トナカイぞりだけでも十分サーリセルカに来た価値があったと思える貴重な体験でした。余談ですが、ラップランドでオーロラ観測率が高いのは秋の終わり(11月)と3月だそうで、それ以外の冬期間は降雪のため雲がかかってなかなか観れないとのことでした。
【ツアー後】ツアー後はソリに乗った状態でガイドさんが記念撮影してくださった後、トナカイにエサやりをしました。参加者が多いと代表の1グループしかできないそうで、この日は2頭のトナカイに存分にエサやりできてラッキーでした。一仕事終えたトナカイがぱふぱふと口を鳴らしながら干し草を食べる姿になんとも癒されました・・
【コタでの時間】最後にコタでホットドリンクをいただきながらガイドさんとのトークタイムです。ドリンクはノンアルコールのグロッギのような風味で、スパイスが効いて甘くてとても美味しかったです。
トナカイを先導したガイドの方はサーミ(ラップランドの原住民)の方で、お話が上手でとても面白かったです。こちらが英語があまり得意ではないことを察してくださったようで、一つの質問から派生していろんなお話をしてくださいました。内容は多岐にわたり、トナカイの生態から始まり、サーミとトナカイの歴史、トナカイに関する法律、トナカイが関わる産業、ソリを引くトナカイのトレーニングについてなどなど・・授業を受けているようで、本当に面白かったです!トナカイのツノ(本物)も見て触らせてもらえたりと、45分ソリに座っていられる年齢なら、お子さんも十分楽しめる内容だったと思います。
旅も終盤で疲れがたまっていた母ですが、トナカイぞりに癒されて大満足の様子でした。私も、また参加したい!と思える貴重な体験でした。
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