セイナヨキ アアルト建築見学ツアー　アルヴァ・アアルトの作品群「アアルトセンター」を訪問 電車チケット付き ＜日本語ガイド／ヘルシンキ発＞

アルヴァ・アアルトが手がけた広場と6つの建物で構成される「アアルトセンター」。1960年代に、セイナヨキ市の中心部がまとまりのある街並みになるよう、市が主要な建物の設計をアアルトの建築事務所に依頼しました。また、セイナヨキ教区も教会と教区ホールの建設をアアルトに依頼。アアルトは市庁舎、合同庁舎、図書館、劇場、教会などを設計し、広場を囲むように配置しました。
2012年に開館したアピラ図書館はJKMMアーキテクツという建築事務所が設計したものですが、アアルト設計の建物にもよく調和しています。

※行事や会議等で使用中の場合、建物外観のみの見学になる場合がございます。

濃紺のタイルで覆われたファサードが印象的な建物。アアルトは「ファサードはセイナヨキ市庁舎のものでなければならず、他のどこのものでもない」と語ったといいます。

セイナヨキ市立劇場はアアルトが1968年に設計後、1987年にようやく完成しました。ロビーにはアアルトも創業者に名を連ねるインテリアブランド、アルテックの製品が置かれています。

アアルトセンターで最初に完成した建築物がラケウデンリスティ教会です。建物だけでなく銀器や照明器具、ステンドグラスなどもアアルトがデザイン。高さ65メートルの鐘楼は街のランドマークとなっています。

扇形の主室には壁の上部に窓が取り付けられ、降り注ぐ光が室内を優しく照らします。光の取り入れ方や無駄のない空間にアアルトらしさが感じられる図書館です。1965年に完成し、2015年には改修工事が行われました。