音がゴトゴト、揺れる上に時間がかかるベトナム寝台列車の旅。あまり寝られないとガイドさんにも言われましたが、思ったよりも悪くなくもともと睡眠時間が短めのこともあってか結構快適な列車の旅でした。寝具もトイレも清潔でした。
ラオカイ駅に着いてす... 続きを読むぐに中国国境を見学、その後、日曜日に合わせて予約しましたので一番大きな市場を見ることができました。黒モン族の活気ある生活の場を目の当たりにしましたが、屠殺場、毛がついた豚の皮、水牛の頭など結構グロい場面もありますので苦手な方はあらかじめガイドさんに避けるようにお願いした方がいいかもしれません。
市場の後に食べるランチはできればぶつ切りの鶏などお肉ものは避けて欲しかったのが個人的な要望です。
その後近くの村を軽く散策したのちサパへ向かいました。あいにく深い霧でなにも見えない状況でしたが活気あるサパの街。わくわくしました。夕飯は赤ザイ族の鍋料理。甘辛酸っぱいスープで美味しくいただきました。
翌日も霧で棚田もほとんど見えぬままファンシーパン登頂。風が強く寒かったですがインドシナ半島最高峰、満足。確かに空気は薄いですが高山病にはなりませんでした。
ランチは郷土料理。今回一番食べやすい料理でした。
続いてカットカット村散策。階段をどんどん下っていくので帰りが心配になりましたが、終盤は上りです。歩きやすい履き慣れた滑りにくい運動靴をお勧めします。黒モン族の村ですがガイドさんによると近年お土産屋さんが増えて誰だかわからない人達が商売してるとの事でした。そんな中ガイドさんが気を遣ってくれてモン族の機織り、藍染めの人たちのお店(と言うより民家の軒先)に連れて行ってくれて、手作りのお土産を買うことができました。
カットカット村の後は、赤ザオ族のターフィン村へ行き、数I’mの散歩。霧も晴れ棚田を見ることができた上、ベトナムの田舎道の散歩は楽しかったです。途中集落で赤ザオ族のおばあちゃん達が道端で刺繍を縫いながら談笑中。眺めていたらひとりがカゴからいろいろ出してきて買ってくれと見せてきます。せっかくですので裏表同時刺繍された布を買っておばあちゃんを応援。別のおばあちゃんが私からも買ってと言ってきたのは少し可哀想でしたがきっちり断って先に進みました。そうしたら布を買ったおばあちゃんが追いかけて来てお守の刺繍のブレスレットをプレゼントしてくれました。記念撮影にも喜んで応じてくれました。
少し歩いて赤ザオ族の薬草風呂。行く前は清潔か少し心配でしたが、まったく心配なく優雅に風呂に浸かって心身ともにリフレッシュしました。
お風呂の後はラオカイ駅に向かいました。3時間ほど待つことになりましたが、駅の周りは何があるわけでもないので、早く横になりたいなと思いながらひたすら Chapa Express のラウンジで待ちます。夕飯はラウンジにて。ラウンジスタッフがいろいろ気を遣ってくれました。
帰りの列車は、風呂に入ってすっきりしたこともあってぐっすり就寝できました。ホテルには朝6時前に戻りましたがあらかじめアーリーチェックインをお願いしておいたので1時間少々ラウンジで朝食を食べながら待って部屋に入ることができました。あらかじめ早朝チェックインできる部屋の確保をお勧めします。
霧で棚田ははっきり見えませんでしたがとても思い出に残る旅になりました。
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