1822年に植物学者ラッフルズなどにより最初に設立されたのが、果物や野菜、香辛料などの穀物の価値を見出す為の「実験植物園」と言われています。一旦1829年に閉鎖されますが、30年後の1859年に園芸協会により現在の「シンガポール植物園」が設立されました。戦時中は日本の地理・地質学者なども赴任し、園芸の管理に携わったと言われています。マレーシアからの独立後もボタニック・ガーデンはシンガポールの緑化キャンペーン等で重要な役割を担っています。
シンガポールの中心地にあり、都会のオアシスともいえるボタニック・ガーデンは150年以上の歴史を持ち、現地の市民からも愛される植物園です。ゆっくり見ると1日はかかるといわれるくらい広大な敷地の中には、世界各国から集められた数千種以上のランが展示される「ナショナル・オーキッド・ガーデン」や様々な種類のジンジャーが展示される「ジンジャーガーデン」、生命が誕生した頃の地球を再現した体験型の「エボリューションガーデン」などが人気です。植物だけでなく、所々に見られる彫刻も植物と調和しています。
半日で国立蘭園~マーライオン、ヒンズー教寺院、アラブ人街、Raffles hotelなど主な観光名所を廻るので、初めてシンガポールを訪れる人には便利です。