マヤデヴィ寺院(マーヤー聖堂)はブッダ(本名ゴータマ・シッダッタ)が誕生した地ルンビニの聖園にある、ブッダの母親マヤデヴィ王妃を祀った寺院です。ルンビニはネパールの南部タライ平原にある小さな村で、仏教の八大聖地の一つです。ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されています。マヤデヴィ寺院(マーヤー聖堂)は数年前に発掘され、修復されました。宗教的にも重要な場所なので、仏教徒の巡礼者も多く訪れ賑わっています。特に12月から1月にかけて多いです。
歴史
623年ルンビニの地でブッダが生まれました。ブッダの母親マヤデヴィ王妃は出産のために実家に帰る途中、ルンビニで産気づいて、沙羅樹の枝に手をかけたところブッダが生まれました。しかしマヤデヴィ王妃はブッダが生まれた7日後に亡くなりました。ルンビニは1997年ユネスコの世界遺産に登録されました。
見どころ
マヤデヴィ寺院(マーヤー聖堂)はルンビニ観光の主な見所となっています。寺院内にはブッダがこの地で誕生した証拠となるマークストーン(足型)が安置されています。またマヤデヴィ王妃が木の枝につかまりブッダを出産する姿の石像もあり、この像にさわると子どもを授かると信じられ多くの女性が訪れています。ルンビニ聖園には他にもアショカ王によってこの地を参拝したことを記した建立された石柱や、寺院の南にはマヤデヴィ王妃が初めての産湯をつかったというプスカリニ池もあります。現在見られる池の堤は近年つくられたものです。