ペトロナス・ツイン・タワーは、マレーシアの首都クアラルンプール市内の北東部位置し、ショッピングモールや高層ビルが立ち並ぶ、KLCC地区にあります。数々の高層ビルが立ち並ぶなかで、ペトロナス・ツイン・タワーは一際高く、高さ451mもあります。イスラム教の礼拝堂であるモスクの形状を模していて、イスラム様式の尖塔を持っています。海から吹く風のため、従来の柔構造と呼ばれる耐震設計は使用せず、高強度コンクリートで重厚に作られています。
歴史
1970年代に発表された新経済政策に後押しされて、クアラルンプール市内のインフラ整備が進むなかで、タワーの建設は1992年に着工され、1998年に当時世界一の高さの超高層ビルとして完成し、2003年に台北101に記録を抜かれるまでの約5年間、世界一として君臨しました。タワー1は日本の企業、タワー2は韓国の企業が建設したことも有名です。また、41階と42階にある、2つのタワーを結ぶスカイブリッジは、フランスの企業が建設しました、
見どころ
タワーは主にオフィスビルとして使われており、企業が使用しているフロアに勝手に立ち入ることはできませんが、定員制で42階のスカイブリッジと86階の展望台に入ることができます。そこからはクアラルンプール市内を一望でき、絶景スポットとなっています。タワー自体も建築様式が独特であり、夜になるとライトアップされ、美しい姿が現れます。また、タワーの下層には複合ショッピングモールのスリアKLCCや水族館があり、買い物などを楽しむことができます。