梧木台は、韓国全羅北道全州市完山区校洞にある全州韓屋村の中にあります。全州韓屋村は約700軒の韓国伝統家屋が集落を成しており全州を代表する観光名所の一つとなっています。建物は韓屋村の高台の頂上にあり全州の街並みを一望できるビューポイントとなっています。ここへは整備された坂道か遊歩道のような階段を数分登ると着く事ができ、子供でも気軽に登る事ができます。そのため、梧木台は全州市民の憩いの場となっています。
歴史
梧木台は高麗時代末期の1380年に李成桂が南原市雲峰にある荒山で倭寇を打ち破りその帰郷の途中、宴を催したところです。もともとここは李成桂の祖先である穆祖が住んでいた場所です。李成桂は高麗の武官で李氏朝鮮の創始者で初代国王となった人物です。朝鮮末期の1900年には梧木台から高架橋で繋がっている梨木台の建物の下側に高宗皇帝の直筆による太祖高皇帝駐畢遺址碑が建てられました。1974年9月に全羅北道記念物第16号に指定されました。
見どころ
梧木台、全州韓屋村を案内してくれる1時間のツアーが毎日開催されています。小高い場所に位置するため、韓屋村から上がる途中からは韓屋村を一望できる風景を楽しむことができます。頂上からは手前に韓国の伝統家屋である韓屋がずらりと並ぶ光景が、その奥にはビル街という対称的な光景を見ることができます。夏は木々に覆われて見づらい場所もあります。冬は階段が滑りやすく登るのに苦労しますが、雪に覆われた光景はとても趣きがあり素敵です。ここでしか見ることのできない風景です。