公山城は、韓国の中西部にある忠清南道(チュンチョンナムド) 公州市(コンジュシ)にある城跡です。城は山城であり、城跡には散策路が整備されており、約2.5キロメートルほどのコースが設定されています。整備された散策路を回るぶんには問題ありませんが、山城ですので本コースから外れた場所を歩く場合には、歩きやすい靴を履いていくのが良いでしょう。所要時間はゆっくり歩いた場合には約2時間半となっています。入場料は1200ウォンとなっています。またアクセスはバスになりますが、公州市にある旧ターミナルまたは市内ターミナルといったバス停から公山城までの市内バスが随時運行されています。
歴史
現在の公山城は、朝鮮王朝時代に築かれたものですが、公州市の歴史は百済文周王の時代である西暦475年に漢城(現在のソウル市)から遷都された場所です。このさいに築かれた城です。百済の都が置かれたのは、63年間とそれほど長くありませんが、百済の最盛期時代にあったということもあり武寧王(502年から523年に百済王として在位)の墓があるなど百済とのゆかりの深い地域となっています。
見どころ
公山城の見どころとしては、公州市を流れる錦川など景色の良さがあげられます。また散策コースは城壁跡にあるため城壁の上を歩けるという点もあげられます。公山城は百済時代とゆかりが深い場所であり、近くには公州国立博物館など歴史資料館があり、そちらとセットにして回る人も多くいます。