安東河回村(アンドンハフェマウル)は慶尚北道安東市の中心部から車で40分のところにあり村自体が重要民族資料に指定されています。歴史と文化の街として有名で、昔ながらの韓屋に現在も朝鮮時代の貴族であった両班の子孫達が暮らしています。村には国宝や重要民俗資料などの文化財が保有されています。河回村の名前の由来は、洛東江が「S」字模様に村を包み込んでいることに由来しています。
歴史
安東河回村(アンドンハフェマウル)は約600年前に豊山柳氏の一族によって作られました。豊山柳氏一族は朝鮮時代中期の儒学者である柳雲龍と領議政であった柳成柳兄弟を輩出するなど多くの偉人を輩出しています。1984年に重要民族資料第122号に指定され2010年にはユネスコ世界遺産に登録されました。また、1999年イギリスのエリザベス女王の訪問を機に観光地として整備が進み、2005年にはブッシュ元大統領も訪問しました。
見どころ
安東河回村には「河回別神クッタルノリ」という豊作を祈願する仮面劇が現在まで伝承されており重要無形文化財に指定されています。3月から12月には週末ごとに、公演が開催されます。村には築何百年という建物が点在しており、村内を歩くだけで博物館にいるような気分が味わえます。村全体が時間が止まったかのように美しく、どこか懐かしい風景は散策するだけで心が癒され、多くの人を魅了しています。また日本語の無料観光・通訳サービスも行っているので、気軽に観光をすることができます。
