そもそも何故二人で迎えてくれたかが不明でしたが、ドライバーは私のワインが10本も入った重いスーツケースを重いとも言わず持って駐車場までの階段を降りてくれた。
もう一人いた何だかわからないヤツは何も持たず、私の旦那は自分でスーツケースを持っ... 続きを読むていた。
ホテルまでの1時間あまり、運転手さんはほとんど何も喋らなかったが、ガイド?としか思えないシュチュエーションのヤツは、いらんことをしゃべりまくってウルサイ。私が黙っていたら旦那に「彼女、英語しゃべれないの?」と聞くので、旦那も「少しだけでほとんど喋れない」と救いの手。
それから彼は「ムンバイはニューヨークみたいだろ、ニューヨーク行ったことある?ムンバイの生活は大変なんだ、この海、遊泳禁止なんだけど、なんでかわかる?汚いから」といった内容を延々としゃべり続け、辟易した。
極め付けに「あの菓子屋、バリア」。
ん?バリア?。。。
こいつ、訪問客の外国人に「私は差別主義者です」と言っているようなもの。
確かにこの国は、実力と運があれば、モディ首相のように最下層に生まれても一国の首相になれる、民主主義の国であり、こいつとしてはサービスで説明してくれてるつもりかもしれないが、不愉快すぎる。
ホテルに着くと、私は後も見ないでフロントに行き、パスポートを渡してチェックインを始めると、なんとコイツ、私の横で「チェックイン」と宣っている、、、が、ただそれだけ。ガイド気取りならチェックイン全部やれよ!と心の中で毒づいた。
そしてすべての手続きが終わり、レセプショニストが部屋に案内してくれる段階になって、コイツは私のそばに寄り「私のガイドはいかがでしたか?」と物欲しそうな顔をしている。
「ああ、はいはい、よかったわよ、じゃね」と私はその場を去ったが、その時の彼の媚びるような目を忘れない。
今回のインド旅行で、私たちは運転手さんにチャイをご馳走になったり、本を買ったらお釣りがないからと負けてくれたり、一昔前ならウソをつかれたかもしれないシチュエーションでも皆正直に親切に当たってくれた。インドはちょっと変わったかも、と思っていたが、コイツのおかげで帳消しになってしまった。
もし彼をガイドとして雇っているなら、お客さんの何人かは離れるかもしれない。
でも、同じ会社に頼んだ帰りの迎えは、正確で良い運転手さんが一人でやってきた、ということを付け加えておきたい。
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