婚約者と2人で参加しました。
この旅で特筆すべきはガイドのシンさん(Mr.Gurmeet Singh)の完璧なホスピタリティです。日本語がお上手で、礼儀正しく、時間に正確で、常に先回りをして気を配ってくださる方でした。
例えばホテル... 続きを読むにチェックインする時は必ずフロントの方にWi-Fiのパスワードを確認してくださり、お部屋のシャワーは蛇口を左右どちらにひねって何分待てばお湯が出るかまで毎回確認してくださる細やかな気遣いをしてくださいました。
ガイドさんと一緒の車での旅となると、気を遣ってしまってあまりくつろげないのではないかと心配なさる方も多いのではないかと思いますが、シンさんにはその心配は無用だと思います。距離感やコミュニケーションの取り方が絶妙で、接していて大変心地良いガイドさんです。タージ・マハルやアンベール城などの史跡では深い知識を元に興味深い説明をしていただけたり、"映える"写真スポットで何枚も写真を撮っていただけたりと積極的にこちらの求めに応じてコミュニケーションを取ってくださいますが、車内での移動中やこちらが疲れている時には無理にこちらの会話に割って入ったりせず、絶妙な距離感を保ってくださいます。おそらく、私たちの表情や仕草から気持ちを読み取って、心地よいコミュニケーションを取ってくださっているのだと思います。日本人が好む「以心伝心」のコミュニケーションはなかなか海外のガイドさんに要求するにはレベルが高いケースもあるかと思いますが、シンさんは日本人好みの「察する」コミュニケーションを取ってくださる方だと思いました。
ランタンボール国立公園のタイガーサファリではメスのベンガルトラを見ることができました。湖のほとりから姿を現し、悠然と私たちの乗るジープに向かって歩いてきて、ジープのすぐ真横、距離にして2mくらいの場所を通り過ぎていきました。参加者皆がトラの迫力に息を呑み、時間が止まったような神秘的な瞬間でした。
タイガーサファリに参加する上で、双眼鏡を日本から持って行くと良いと思います。ガイドさんはトラだけでなく珍しい鳥が出た時にもジープを停めてくれるのですが、双眼鏡を持っていない人は遠くにいる小さな鳥を見ることはできず、手持ち無沙汰になってしまっていました。また、トラは遠くに出没することもあると思うので、その時も双眼鏡が役に立つと思います。ただ、望遠レンズ付きのカメラを持って行く方は双眼鏡は無くてもカメラがあれば十分だと思います。
最後にランタンボール国立公園で見ることができた生き物一覧を書いておきます。
〈哺乳類〉
ベンガルトラ、ニルガイ(黒いレイヨウ)、アクシスジカ(白い斑点があるシカ)、シカもう一種類(summer deerと聞こえた)、ウサギ
〈爬虫類〉
ヌマワニ(赤ちゃんワニも見れた)
〈鳥類〉
Rofous treepie(チャイロオナガ)、Spotted Owlet(インドコキンメフクロウ)、Indian Peafowl(インドクジャク)、Black-winged Kite(カタグロトビ)、Crested Serpent Eagle(カンムリワシ)、Plum-headed Parakeet(コセイインコ)、Pied Kingfisher(ヒメヤマセミ)、Common Kingfisher(カワセミ)、White-throated K ingfisher(アオショウビン)、Grey Heron(アオサギ)、Great Egret(ダイサギ)、Purple Heron(ムラサキサギ)、Black-crowned Night Heron(ゴイサギ)、Great Cormorant(カワウ)、Black-headed Ibis(クロトキ)、Painted Stork(インドトキコウ)
トラを見れたのは勿論感動しましたし、カタグロトビ、アオショウビンといった日本では迷鳥としてしか見られない鳥が割とコモンに見られたのは面白かったです
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