インド門

海外旅行は私たち夫婦の趣味で、欧米を中心に色々な国に行っています。アジア圏は日本人にとって安全度の高いシンガポール・バンコク・クアラルンプール・プーケット等の観光地は既に旅行していましたが、今回はまだ行ったことの無いインドを選んでみました。... 続きを読む日本語ガイドはシュー(Surendra)さん、ドライバーはディープ(Deep)さんでした。車はスズキのハッチバックタイプ。

○全体的な印象
効率よく世界遺産や名所などが廻れてとても効率が良かったです。ガイドのシューさんも私たち夫婦の要望をよく理解してくれて素晴らしい方でした。インドのホテル予約は全て5つ星を予約しましたが、日本のホテルの星の評価から考えると2ランク落ちて3つ星と理解しておいた方が良いかと思います。何がランクが落ちるかというと、エントランスやフロント(誰でも見える場所)は確かに豪華に造られていて5つ星ですが、各室内の設備・仕様・水廻り・部屋の修繕必要箇所を修繕していないなどは、星が3つになります。
1日目：ラディソン・ブルー(NewDelhiDwarka)
2日目：ロイヤルオーキッド・ジャイプル
3日目：ラマダプラザ・アグラ

○6月(シーズンオフ)の気候について
ツアー日程中に世界ニュースで、デリーで摂氏50℃まで気温が上昇して死者が100人超、日射病が25,000人出ました。本当に暑かったですが、観光中、車を降りてその都度徒歩で60分程度外を歩きますが、車内に戻ればエアコンの効いた場所で、ドライバーのディープさんが良く冷えたミネラルウォーターを毎回差し出してくれたので体力もスグに復活します。6月の前半であれば雨も少ないのでシーズンオフで航空チケット代もかなり安く、狙い目のシーズンと思います。

○食事
朝・昼・晩、カレー中心です。帰国してから１週間以上お腹壊して治りませんでした。辛いものが好きだから美味しいと調子に乗って食べ過ぎるとやはり現地で生産された香辛料や、水の成分、野菜を切るときの包丁に付いた菌などが日本に無い菌のため、日本人の内臓に反応する場合があります。菌は人間の腸内にもともと沢山ありますが、それと違う菌が入ってきますので反応するのでしょう。美味しいと感じるのは口を通るときに感じる一瞬の「味覚」であって、食べ物を消化するのは「腸」と言うことを忘れずに、注意しましょう。

○その他
・チップは高いです。私たちも他の海外によく行っているので、解っているつもりでいましたが、この点は現地のチップ相場を勉強しておくべきでした。日本人だとそもそもチップの経験が不足しているので、相手もそれをよく知っていて高額チップをくれると思って近寄ってきます。自分から感謝の気持ちで差し上げたいと思った金額を支払うなら良いですが、支払いすぎには注意が必要です。
　私たちはガイドさんに対して、日本出発前に事前にインドに電話して「チップに対応できるように、小さい紙幣も準備してください」とお願いしていましたが、到着日は大きい紙幣(500ルピー札)だけ渡されたので、最初のホテルチェックインで「チップをもらえるまで長時間部屋から出ないホテルマン」に遭遇しましたが500ルピー札しか持ち合わせが無いのでチップは渡しませんでした。そもそも暑い日(薄着しか必要なし)の3泊4日で「荷物が小さく」、そのスーツケースを持って一緒に「部屋まで付いてきただけの感じ」であるサービスに対してチップが500ルピーなんて多すぎます。この点はガイドさんが到着初日に、私たちの両替依頼の通りに実施してくれなかったことがミステイクです。翌日朝には、小さい紙幣とコインを沢山用意しておいてくれましたので、渡すタイミングの問題だったかと思います。
・ベルトラツアーでは、必ずお土産やさんに連れて行かれます（今回は宝石、彫刻と絵画、絨毯）が、私たちはタイで「日本の田中貴金属(本店)の4倍の値段で「金(GOLD)」を売りつけられた経験」があるので、私たちはお土産店のベルトラ立寄り店のセールスは全て無視しました。日本人は断れなくなる人がほとんどなので、ぼったくられないような自己防衛が必要です。現地の人もそれを知っていて「日本語でセールス」してきます。ただし、どうしてもセールスされたものが記念に欲しい！という方は購入しても良いと思いますが、自己責任ですね…。

○総評
ガイドのシュー(Surendra)さんはとてもよく私たちの要望に対して満足させてくれましたので、次回、南インドに行く機会があればまた、シューさんにお願いしたいです。

ゴールデンウィークの連休に空港ピックアップ空港送りの5つ星プランにひとりで参加。ツアーは混載とありますが、大型連休期間といえども猛暑の5月は観光客に人気がないのか参加者は私一人で4日間ガイドさんとドライバーさんと3人で巡りました。

車... 続きを読むはトヨタの小型セダン。後部座席に一人なのでさほど狭さは感じず。車内は清潔でエアコンの効きはまぁまぁ。ただし道路事情とインド流の荒っぽい交通ルールで長距離移動は快適というほどではありません。

ガイドの日本語は長音が下手くそな典型的な外国人日本語。例えば「写真撮る”ジュージカ”にします」って言われてパッと「あっ”自由時間”ね」って分かったときは問題ないが「”十字架”って何？」って引っかかると結構困る。また固有名詞は現地語または英語流発音で理解は難儀。正直日本語がもっと上手いと助かる。

ホテルは1泊目ラディソンブルホテル、2泊目ロイヤルオーキッド、3泊目ラマダプラザ。同じ5つ星でも多少の上下はあり、シャワーのお湯が弱かったり内装に傷が多かったり蛇口がガタついたりとそれぞれイマイチな点もあり。バスタブは2泊目だけありました。また、初日のラディソンは建物内部が吹き抜け構造のためか部屋に蚊が多く持参した虫除けが役立ちました。立地はどれも郊外で歩いて行けるホテルの近所にこれといった店はありませんでした。また各ホテルの朝食や3泊目の夕食はビュッフェスタイルだけどメニューはほぼカレーでそれ以外のコンチネンタルも多くがスパイス風味。カレーが口に合わない人には結構きつい。

ツアースケジュール案内と異なる点を上げていくと、まず2-4日目は観光後にお土産屋（宝石・服・大理石・絨毯・お茶）さんに連れて行かれます。ドリンクがタダで冷房が効いているので休憩にはいいが一人だったので店員のプレッシャーがきつかった。10分でお茶飲んだら正直に興味がないから帰ると言ったほうが良いでしょう。

2日目の昼食は写真付きでタンドリーチキンとあるが、私の行った店ではタンドリーチキンは無いと言われ普通のカレー。4日目のデリー昼食はカレーに飽きて中華をチョイスしたが八角の代わりにクミンを使ったようなスパイス風味。食は進まない。

2日目夕食前の占いは時間がなかったのか案内なし。夕食の古典舞踊鑑賞は食事の目の前で若い子たちがちょっと踊るだけでチップをねだられるだけの代物。

3日目現地オプションは時間に余裕がなかったのか夕日鑑賞＆紅茶タイムの案内なし。ホテルに行く前にアーユルヴェーダの誘いはあり、アーユルヴェーダは以前から興味があったので街中の小さなホテル併設の施設で1時間56ドルのアーユルヴェーダを受けました。

4日目は18時観光終了でフライト出発時間が早いとデリー観光の前の空港送りと記載があり、私の飛行機は19時発のJAL30便だったので混載だったらデリー観光は省略されたのかもしれないが私一人だったのでフマーユーン廟→インド門と大統領官邸→昼食→クトゥブ・ミナール→土産物屋と回って16時過ぎに空港に送ってくれました。

あと金の話ですが、GW頃は1ドル＝160円で1ルピー≒1.9円とかなりの円安。案内にあるガイド1000ルピー/日・ドライバー600ルピー/日のチップをしっかり払うとチップ代だけで1万円以上と今の日本人にはかなり厳しい。また休憩時や食事時のドリンクは別料金で外国人料金なので毎回250～300ルピーはかかる。またツアーで代金払済とはいえアンベール城塞のゾウのドライバーやインド古典舞踊のダンサーにも数百ルピーのチップも払わざるをえない。

それ以外にもホテルの荷物を運ぶボーイや観光地のトイレで（勝手に占拠して？）蛇口を開けてくれたり手を洗うとペーパータオルをくれるおじさんに数十ルピーを払うなどチップでそれなりの小銭が必要。もっともガイドやドライバーもインド人同士でもちょこちょこチップを払っていたのでそういう社会だと割り切るべきか。

書き出すといろいろと難点もあったツアーでしたが、3日間で効率よくゴールデントライアングルを巡るにはこのようなツアーが必須。今回は運良くプライベートツアーになったのである意味ラッキーで、それなりに楽しめるツアーでした。

私たち夫婦のガイドは男性のSurendraさん｡インドの歴史に詳しく､日本語でかなり詳しく説明してくれました。ツーリスト用のスズキの乗用車でのゴールデントライアングルツアーは､移動時間が長かったですが、移動中に私たちの質問によく応えてくれま... 続きを読むした。
シニアの私たちの体調やペースを考えて､気遣いのある案内をしてくれました。おかげで､下痢や熱中症にならず、過ごすことができました。
日本語能力がかなり高く冗談が通じるガイドでした。

飲み水､生野菜、歯磨きのうがい水、トイレ､チップなど大切なことを､最初に説明していただき、大変助かりました。私たちはよいガイドが担当になり、大変有意義なインド初体験の観光旅行になりました。

デリーの空港からスタートして３泊４日のインド観光ツアー、おひとり様の参加で割高感が、ありましたが、総合的に見て良かったと思います。
まず、空港の到着ロビーで出たところでベルトラのパネルに名前が、書いてありすぐにガイドさんと会う事が、できま... 続きを読むした。そしてすぐに車に案内されました。車は、日本のメーカー、スズキの車でした。車は、新しく良かったです。
ホテルに向かう車の中で日本語で説明をしてくれて安心でした。そしてインドルピーの事前両替以来をしていたので両替したルピーも頂きました。（事前両替以来ですが、空港で両替するより為替レートは、かなり良いと思いました。空港で両替をして失敗！すべて事前両替にすれば良かったと思いました。ただ事前両替は、両替証書が、無いのですのでご注意下さい！）
宿泊したホテルですが、今回は、５星ホテルにしました。口コミでは、酷評もありましたが、そのお国柄の星のランクだと思います。金額面での差は、ありますが、個人的には、５星した方が、良いと思います。利用した３つのホテルですが、街の中心部からすべて離れています。ホテルの周りには、徒歩圏内には、見所は、ありませんでした。
そしてホテルですが、室内に蚊が、出て来る事が、あります。私は、日本の蚊取りスプレーを持参しました。（デリーのホテルでは、蚊取りマットが、室内ありました！）
ホテルのチェツクインは、ガイドさんが、すべてやってくれます。その点は、楽々です。そして朝食会場も、教えてくれますので問題無しです。
観光ですが、移動時間が、長いです。途中、サービスエリアなどで休憩が、ありますが、トイレなどガイドさんに言えば自由に休憩場所のアレンジをしてくれました。休憩場所での飲み物が、欲しい時もガイドさんが、手伝ってくれるので言葉の心配もいりませんでした。
観光では、ガイドさんの説明は、しっかりとしてくれました。質問は、ありますか？と聞かれても勉強不足で質問する事も解りませんでした。笑い！
観光地では、物売りが、近寄って来てイヤになりました。ゾウ乗り体験の時は、最悪でした。お土産の品を投げてゾウ乗りの籠の上に乗せて来るのです。のせてきたお土産の品に手を触れると買わないといけないので無視、そのうち下に落ちてお土産の品は、壊れてしまいました。その後にトラブルにならなかったのですが、とても不愉快な思いをしました。
また車が、交差点で止まった時にも窓をたたいてくる人もいました。
観光では、自由時間が、あると良いなと思います。ちょっと危ないかもしれないのですが。集合場所と時間を決めて１時間ぐらい自由時間が、欲しいと思いました。
食事ですが、３食付きで楽々で良いです。食事の時の飲み物は、別料金です。お値段は、日本の観光地とほぼ同じ値段です。日本人価格でしょうか？笑い！
食事の時には、水は、有料のミネラルウォーターしか飲まないようにしました。現地の水は、飲まない方が、良いです。
あとトイレは、有料が、多いのですが、無料もあります。無料のトイレが、ある時は、必ず用を足していました。（ガイドさんが、その辺も教えてくれます！）
ツアーは、お任せで楽々でした。高いけど良いのかな？なんて思います。
最後にツアーですからお土産屋によります。買わなくても大丈夫です。でも空港の土産物店は、もっと高いです。おみやげは、最小限にするのが、いいですね！

お祭りの都合で象に乗れなかった事は残念でしたが、選挙による交通規制で、普段であれば車移動するようなところを歩いて目的地に行った事も良い思い出となりました。
また、ドライブインでチャイを飲んだり、街中のお店でスイーツを買ってホテルで食べた事... 続きを読むも良い体験となり、楽しかったです。
ガイドさんの話を聞いて、次は、満月の夜のタージマハールに行ってみたいと思いました。
ただ、チップの額については、ベルトラさんと現地旅行会社の間でもっと話し合って欲しいと思います。ガイドさんとドライバーさん合わせて1日1600ルピー（チップなのに払って欲しいと言われました）。これは本当にインドの相場なのでしょうか。4泊５日で8000ルピー。いくら円安とはいえ、16000円はチップという感覚ではないです。

追加情報
ジャイプール（Royal Orchid）とアグラ（Ramada Plaza）のホテルでは両替ができませんでした。（デリーでは確認していません）。

インド北部のゴールデントライアングルとバラナシを巡りたく、旅行会社のツアーを検討していた。ただ、今までツアーでは旅行をしたことがなく、かといって女一人旅も不安だったので、ベルトラでプライベートツアーを吟味していたら、更にガジュラホにも行くツ... 続きを読むアーを発見。申し込むにあたり、利用した人の体験談を読んで期待が高まった。

鉄道を中心にチャーター車を乗り継いで効率よく都市を巡った。車窓から見た自然や風景、インド人の生活、野良犬、野良牛、、、
ニューデリーでは近代的な街並みを眺め、ガンジーの功績を学び、点在する歴史的な遺跡たちに触れた。オールドデリーではディープでカオスな世界をリキシャーで疾走。サルナート、釈迦が悟りを説いた初転法輪の故地とされる仏教の4大聖地の1つを訪れた。バラナシではガンガーのガートで毎晩行われているという荘厳なアルティを観覧。翌日早朝のガンガークルーズでは、沐浴する人、一方で火葬場に運び込まれる遺体、生死表裏一体、敬虔なヒンドゥ教徒の方々の精神を垣間見れたような気がして、自分の死生観が変わった。ガジュラホはかなりの田舎だからこそイスラムの偶像崇拝禁止の迫害から逃れられた場所だという地理的な奇跡による保存状態の良いレリーフたちに迎えられ、その造形美にため息が出た。ここでは専門のガイドさんがいて、何故こんな官能的な彫刻なのかという私の質問に、ヒンドゥのカルマの中のカーマ(愛)が創造(誕生)を意味するのだと流暢な日本語で説明をしてくれた。
アグラでは、この旅のメーンであるタージマハルを訪れ、サージャハーンが亡き妻を想い建立した霊廟は圧巻の一言。その後アグラ城に幽閉された彼は、毎日タージマハルを眺めていたという逸話に「最愛」を感じた。
ジャイプールではピンクシティで有名な風の宮殿を見学。アンベール城塞では像乗り体験も楽しかった。シティパレスは現在も王族の住居だということで博物館も公開されている。展示物を見ていたら辺りがざわついていたので何事かと思っていたら、若いイケメン王に謁見することができて本当にラッキーだった。また、現役の天文台ジャンタル・マンタルでは、人生で初めて日時計を見ることができたので先人の偉大さを感じた。
ジャイプールからデリーに戻る途中、階段井戸チャンド・バオリをリクエストし(別料金40＄)、その幾何学的、精巧な建築様式に驚愕した。

ホテル・レストラン・電車・車はインドの中では安全性や快適性が担保できる等級で、日本人に快適な環境を提供してくれていると感じた。

プライベートツアーはスルーガイド次第と言っても過言ではないが、私は幸運にもこのツアー体験記で評判の良かったSurendraさん（シューさん）が担当についてくれたことにより、本当にかけがえのない体験ができたことに感謝を述べたい。シューさんは勤勉で誠実、大学では歴史専攻だったとの事、各所での説明が的確で造詣が深い。社会や時代背景も含めての解説もあるし、当然こちらの質問に答える知識も豊富であった。
日本語の微妙な表現は英語も交えて話したり、一緒に1週間も旅をする途上の世話も、要望や機微を感じ取ってくれていたので非常に快適な旅行ができた。

あれから1カ月経つが、まだ鮮明に思い出す。
私のイビキでシューさんを寝不足にしてしまった寝台列車。列車移動中に語ってくれたシューさんの夢。観光の途上、シューさんの家に招いていただいてお会いした綺麗な奥さん、可愛い娘たちと優しいご両親。
そして最終日に発熱して心配をかけたこと。
余談ですが、シューさん5本指ソックスと除菌シート欲しがってたな～。シューさんに担当決まったらお土産に持って行ってあげたら喜ぶかも。

あ～またインド行きたいな～　今度は夫と息子連れて・・・