カンゴー洞窟は南アフリカ共和国の南部、西ケープ州オーツホーンの町近郊にある鍾乳洞です。カンゴー洞窟は全長5.2キロメートルもある巨大な洞窟で、南アフリカの中でも最大規模を誇ります。洞窟は1780年頃に付近に住む農夫によって発見されました。以後研究が進められ、約1100万年前に洞窟ができあがったとされています。現在、洞窟の中は明かりが灯され、観光しやすいように配慮がなされています。おかげで不思議な形をした自然の彫刻がはっきりと観察できるようになっています。実際に中を探索できる距離は1.2キロメートルですが、それでも十分な広さを体感することができます。上へ下へ伸びる鍾乳石の間を通っていくと、グランドホールと呼ばれる空間があります。グランドホールの音響は抜群で、コンサートが開催されることもあります。
見どころ
大きく広い鍾乳洞の中には、不思議な形をした鍾乳石により地上にはないファンタジックな世界が広がっています。氷柱のように上から垂れ下がる鍾乳石は、カーテンのような形をしています。地上そびえる木のような石柱は、20万年もの歳月をかけて造られています。ぼんやりと灯された光が、いっそう鍾乳洞の神秘的な雰囲気を演出してくれます。内部は声がよく響き、コンサートで使われる理由も納得です。観光にはいくつかコースプランがあり、小さな穴をくぐり抜けるなど、より冒険的な内容のコースプランもあります。冒険的なコースでなくとも、カンゴー洞窟を訪れるときは動きやすい恰好で訪れるようにします。また鍾乳洞内部は天然のクーラーのようで、夏でもひんやりしています。季節を問わず上着を1枚持参すると安心です。