7世紀にアラブ人が侵入し、彼らによって造られた街です。侵入してくる敵から街や住民を守るため城壁を造ったといわれています。もしも侵入者が現れたとしても細くて狭い道にしているため、敵から簡単に居場所や目的地を知られることがなく当時はとても画期的な構造となっていました。現在は日常生活に大きな支障はなく、その迷路のような街並みを訪れる観光客も増えてきています。
見どころはやはり古くから残っている”古代の街並み”と、メクネス近郊の丘にそびえている古代ローマ遺跡“ヴォルビリス”の門です。もともとモロッコには数多くの遺跡が残っていますが、メクネスを訪れた際は世界遺産に触れるのが一番おすすめです。また街で見かけるマーケットでは、古代の絨毯や香辛料、民族土産などが販売されており、モロッコのメクネスならではの文化を体験できます。