モロッコのほぼ中央部に位置するマラケシュ。ベルベル語の「神の国」の意味の町はカサブランカにつぐモロッコ第2の都市とも第3の都市とも言われる古い伝統を誇る街です。旧市街地は2ｋｍ×3ｋｍの城壁に囲まれたメディナと呼ばれている歴史的文化財の多く点在する地域です。1985年にユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録され、2009年に「無形文化遺産」として登録されています。
歴史
1070年～1072年にアルモラヴィド王朝により都市として築かれ、政治・経済・文化の中心地として栄え、北アフリカからスペインのアンダルシア地方に及ぶ影響力を誇りました。交易都市として栄えたこの地のスークには無数の路地が張り巡らされその規模は世界最大とも言われています。特に香辛料や陶器、皮細工や籠類など現在に至るまで脈々と続く商品は見応えがあります。
見どころ
旧市街の中心にあるジャマ＝エル＝フナ広場（「死者たちの広場」の意味）は必見です。この広場は、現在モロッコを訪れる観光客のほぼ100％が訪れるといっても過言ではない場所です。昼間は、モロッコ伝統の料理を振舞う野外スタンドや様々なお土産品・怪しげな魔術師や大道芸人が多くいてとても興味深い場所です。 夜になるとより一層活気づき夜の風の中に不思議な国の雰囲気を漂わせる場所になります。
