羊・牛・やぎ・ラクダ等の皮を昔ながらの作業で桶に入った染料につける作業を行っています。こちらの染色桶は600年の歴史をもつ代物で、剥がしたばかりの皮は洗浄し、白い四角いプールに3日ほど浸します。プールには石灰水や鳩の糞、塩などがはいっていて、皮を柔らかくして、毛を剥がしやすくします。染料は全て天然のものを使い、赤はポピー、ピンクはバラ、緑はミント、青はインディゴ、黄色はサフランです。染め上がるまで13日間浸しておき、その後壁に吊るして天日干しをします。なめし革職人は全員男性で、代々受け継がれている職業だそうです。
屋上のテラスからの光景がおすすめです。屋上のテラスからはタンネリの作業現場が一望できます。染料の独特の臭いがありますが、職人さんは臭いを一切きにすることなく黙々と働いています。そしてものすごい数の革製品がぶら下がっており、出口にはそこで染色された革製品を購入することもできます。モロッコで有名なバブーシュもこちらで買うことができるのでおすすめです。
専用の日本語ガイドさんとドライバーさん付きで、本当に大切にしていただきました。我儘も聞いていただき、贅沢な旅だったと思います。5日間で5か所めぐる旅で、毎日長距離移動の強行軍でしたが、ガイドのアリさん、ドライバーのモハメドさんの気遣いと優し... 続きを読む
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