モロッコの西部に位置している港湾都市で、とても小さな街です。「マサガン」とはポルトガル語での呼び名で、昔はそのように呼ばれていました。しかし16世紀に入りモロッコ王により街が再建されたのでモロッコで使用されている言語のアラビア語で「アルジャジーダ」という名称が生まれました。アルジャジーダはカサブランカから南西約90Kmのところにあるビーチリゾートの街ですが、ポルトガル占領時代の城壁が旧市街を囲んでおり、こじんまりとした街でもあります。
歴史
「マサガン」とはポルトガル名で、昔はそのように呼ばれていましたが「アルジャジーダ」という「新しきもの」という意味の名称にかわりました。その背景として、1500年代はじめにポルトガル人がその土地の自然の地形を利用して要塞を築き、彼ら自身のアフリカでの居住地域とするためでした。しかし、16世紀に入りマサガンの都市がどんどんと開発されるようになり、モロッコとの対戦に破れたポルトガル人は追い出されることになります。そして当時のモロッコ王によって新しい街が再建され、新しいを意味するアルジャジーダという地名になりました。当時のポルトガル人が建てた物が残っており遺跡として有名な名所となっています。
見どころ
名所は城塞の中央にある貯水槽や城壁です。特に天気がよいときの青空とビーチのコントラストは写真で見るよりもずっと綺麗でみとれてしまうほどです。日本では目にすることのない城壁を眺めるだけでも、まるで映画のワンシーンを思い出させるような風景に感動します。気候も穏やかで砂浜にも魅了させられます。町は海水浴場として賑わいをみせています。