モロッコの平野部の多くは昔ながらの旧市街地と、新しくできた街がありますが、旧市街のことはモロッコではメディナと呼んでいます。メクネスにあるメディナは城壁で囲まれた小さな街で徒歩で移動できる距離です。旧市街全体が世界遺産になっており街並みを眺めるだけでも魅力を感じることができます。またメディナにはマーケット（市場）を現地の人たちが出されています。街全体は静かで落ち着いていますが、マーケット周辺になると賑やかな雰囲気を味わうことができます。
歴史
旧市街が世界遺産に登録されていますが、当時の代表的人物はマウラーイ・イスマイールという男性です。彼は17世紀後半から約50年間、メクネスを城塞都市として大きく発展させ、さらにはこの都市をヴェルサイユ宮殿のようにしたいという野望があったといわれています。そのためこの旧市街はモロッコ国内で一番美しいといわれるマンスール門などの建築物が残されており、その美しさから世界遺産に登録されることになりました。
見どころ
モロッコにある他の旧市街地と比較するととても小さな街です。迷路のような街になっていて、マーケットで販売されている素朴な土産物、どこか懐かしさを感じることができる民族品などを目にする機会が多くあります。ぶらりと散歩をしながら街の雰囲気を味合うもよし、お店の人と仲良くなれば値段も交渉できる場合もありますので、買い物を楽しむのももちろんありだと思います。しつこい客引きはないですので、ゆっくりした時間を過ごせる場所です。
