モロッコ北部の都市カサブランカ。映画で有名になったこの町の市街中心部にある広場がムハンマド5世広場です。その名となっているムハンマド5世とはフランスから独立を勝ち取ったモロッコの国民的英雄、モロッコ王です。この広場には噴水があり、ぐるりと街の中枢機関が集まっています。市庁舎、裁判所、郵便局、劇場、ホテル、レストラン、ショッピングセンターが集まる繁華街であり、モロッコ経済の中心地ともいえるでしょう。
歴史
カサブランカは人口415万人の国際商業都市です。モロッコ経済の中心地のみならず、北アフリカ最大の商業都市でもあります。紀元前10世紀にベルベル人が定住したのが、カサブランカの始まりで、1515年ポルトガル人によって再建され名付けられました。モロッコの半数の企業がこの街に集中し、かつてフランスの占領下にあったため、アラブとヨーロッパ、新と旧が融合した風景を楽しむことができる街です。フランスの建築家アンリ・プロストによってこの周辺一帯の都市計画が行われました。
見どころ
カサブランカはどこにいっても人ひと人があふれ、活気に満ちていますが、このムハンマド5世広場も大きな通りに面していて交通量が多く、地元の人、観光客とたくさんの人でにぎわいます。しかし観光客が喜ぶような店は特にはありません。多数のハトと、ハトのえさ売りもいて、マラケッシュなどでみかけられる名物の派手な衣装の水売りのおじさんの姿ももちろんみられます。チップを渡すと一緒に記念写真を撮ることもできます。