ウナス王は長い年月にわたって統治を行いましたが、後継者の男子に恵まれなかったため、没後は政治的混乱が起こりました。その後ウナス王の娘と結婚した王が第6王朝初代のファラオとなりました。ウナス王以前に建設されたピラミッドには内部に碑文などの記録がありませんでしたが、ウナス王のピラミッドには初めて葬儀の際に唱えられた祈祷文などが浮彫で記録されました。これはピラミッド・テキストと呼ばれ、ウナス王の時代以前の口伝で伝わってきた文書形式を反映していると考えられています。
ウナス王のピラミッドは基底部の底辺が57.5m、高さが43mあります。現在は外部が崩れて、瓦礫の山のような状態になっていて、内部に立ち入ることはできません。このピラミッドは第5王朝時代、内部の玄室壁面に刻まれたピラミッドテキストと、ピラミッド南面の外装石に刻まれた新王国第18王朝時代にラムセス2世の息子、カイエムワセトの碑文で有名です。碑文にはカイエムワセトがピラミッドを修復したと言う内容が記されています。葬祭殿から出土した花崗岩の柱は柱頭にヤシの葉の装飾が施され、柱身の中ほどにはウナス王の称号が記されています。1本はイギリスの大英博物館、残りはフランスのルーブル美術館に収蔵されています。ピラミッドの内部からは石棺の他ミイラの一部や祭儀用具が発見されています。
朝8時開始の日本語ツアーにしました。スムーズにツアーガイドに出会えて出発できました。チップは運転手には10ドル、ガイドへはもう最終日でキャッシュがなく、500EL+2ドルにしました。今までのツアーより運転は簡単そうだったので運転手へは少し少... 続きを読む
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サッカラはギザから少し離れたところで、ロバやヤギなど日常にみられる
のどかな片田舎の町でしたが、階段ピラミッド付近は多くの観光客で
溢れていました。
クフのピラミッドよりも古いピラミッドなので先に見ておいて
ギザのピラミ... 続きを読む