徳之島 金見集落エコツアー 奄美群島認定エコツアーガイド元田さんと一緒に世界自然遺産の森や海辺を散策　地元の食材をふんだんに使ったジビエ料理のランチ付き

ジビエカフェのとうぐら。「とうぐら」とは、島の方言でダイニングとキッチンを兼ねたような場所のことを指します。電気がない時代は、とうぐらの薄暗いランプの下に家族が集まり、ごはんを食べながら今日あった出来事を語り合う、それが日々の営みの一部でした。地元の人々から「カナン」と呼ばれる金見地区は、集落がまるごと奄美群島国立公園に指定されている、自然豊かで美しい風景の地域です。このツアーでは、奄美群島エコツアー認定ガイドの元田さんと一緒に、のんびりとカナンを散策します。

元田 浩三さん
一般社団法人金見あまちゃんクラブ 代表　奄美群島認定エコツアーガイド

徳之島生まれ、徳之島育ち。2016年より徳之島でガイドを開始。
得意なフィールドは、金見集落の自然と文化、ウミガメや磯の生物の生態など。

「パンフレットやネット情報ではわからないカナンを、旅する皆さんにご紹介します。アダンの木の下に寝ころべば、聞こえるのは風の音と波の音だけ。車の音もしないし、歩く人もいない。都会とは真逆の非日常を味わってほしいんです。まちあるきツアーやエコツアーでは、きっとこの土地を身近に感じることができるでしょう。」

アダン（「阿檀」パイナップルに似た実をつける常緑小高木）のプチトンネルを抜けると、目の前には青い海と白い砂浜が広がります。金見に伝わる笑い話ビッキャヌウシマタビのおはなしでも知られるトンバラ岩と奄美大島が目の前に飛び込んでくる、絶景ポイントです。

5月から10月ごろまで、ウミガメの産卵とふ化が観察できる場所。ウミガメの生きる力を感じることができます。実際の産卵の様子は夜間ですが、昼間もウミガメたちの足跡を確認することができます。

約1億年前、恐竜時代の深海の地層が隆起してできたメランジ堆積物が、金見崎灯台から海岸に下った場所に分布しています。太古にタイムスリップしたかような景観の中に、ぽっかりと空いたトンネル状の岩が「トゥッカ」と呼ばれる場所です。5～9月の夏の時期にはこの穴から朝日が昇り、とても幻想的な風景を見ることができます。

梅雨明けの6月下旬～7月ごろ、国の天然記念物オカヤドカリは産卵期を迎え、金見の海岸に集まります。真っ白な砂浜を数万匹のオカヤドカリが埋め尽くし、波打ち際でふ化した幼生を放出する姿を観察することができます。生命の神秘を感じる瞬間です。

ソテツトンネルのソテツは、約300～350年前に畑の境界用に植えられたものです。畑側の枝打ちだけをしていたら、枝が茂って重くなった道路側に傾き、アーチ状になったといわれています。南国情緒豊かな雰囲気の広がるトンネルを散策しながら、ソテツの由来や人々の暮らしとのかかわりのおはなしを聞きます。

ソテツトンネルを進んでいくと終点にある金見崎展望台。トンバラ岩の姿や、晴れている日には奄美大島まで見渡すことができます。展望台最上部に設置されている双眼鏡からは、360度の美しい景色を楽しめます。

◆大人メニュー：あまちゃん定食
セット内容
・シシカツまたはイノシシ肉ハンバーグからご選択
・あまちゃん特製味噌
・落花生ご飯（白ご飯に変更可）
・味噌汁
・アオサの天ぷら
・季節野菜の天ぷら
・季節のサラダ
・酢の物
・漬け物
・季節のフルーツ

◆お子様メニュー：煮込みハンバーグ
セット内容
・シシ肉の煮込みハンバーグ
・ライス
・季節のサラダ
・コンソメスープ
・季節のフルーツ

※写真は子供メニューの「煮込みハンバーグ」

大きなガジュマルの木があり、その根元にはイビナガシという集落の守護神で水の神様が祀られています。そこから湧き出る水は、清らかで年中絶えることがなく、人々から「フーゴウ」と呼ばれています。フーゴウは水道水が普及するまで、飲み水としてはもちろん、水浴びや洗濯などにも利用され、住民にとって貴重な生活用水として役立ってきました。現代ではパワースポットとしても人気があります。コーネィンヤマと表記されることもあります。