神話ナビゲーターがいざなう神がいた世界「出雲大社」 心優しき国づくりの神の知られざるアナザーストーリーに迫る＜出雲市／1~4名／2.5時間＞

癒やしの国出雲で神話と薬草をテーマにイベントやツアーの企画・造成で活躍。
神話の話だけでなく、薬草やジオについても深い知識と経験のある出雲愛あふれるガイドさんです。出雲観光協会主催うさぎ号ガイドやJALふるさと応援隊ガイド指導などガイド研修講師経験多数。出雲に関するガイドはおまかせください！神話と癒しの世界へまるで親友をもてなすかのように、心を込めてご案内します。

出雲国まこもの会理事・古代出雲薬草探究会プランナー・出雲神話ガイド・出雲国ジオガイドの会監事

縁結びの神様として有名な出雲大社ですが、日本最古の歴史書『古事記』に記されているほど歴史がある社で、幾多の困難を越えて国土を開拓された国造りの神様・大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）をお祀りしています。さらにその国土を天照大御神（あまてらすおおみかみ）に譲った国譲り神話でも知られています。出雲神話に誰よりも詳しい神話ガイドが、壮大でユニークな、ロマンあふれる神々の創生ドラマを、物語を紐解くようにみなさまに分かりやすくお話しします。

三の鳥居をくぐると、日本の名松100選に選ばれている見事な松並木が続きます。参道は中央と両側の三つに分けられ、中央は神様の通り道ということで、昔は神職や皇族の方以外は通行できませんでした。現在は松の根の保護のために中央は通行できないので、端を歩きます。

四の鳥居をくぐった正面にある拝殿で、まずはお参りを。1963年に新築された拝殿は、戦後最大の木造神社建築といわれています。高さは12.9ｍで、大社造りと切妻造の折衷様式。ご祈祷や奉納行事などもここで行われます。しめ縄が一般の神社とは左右逆なところにも注目。

大国主大神の鎮まる御本殿。大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築様式です。1744年（延享元年）に再建されたもので、平成の大遷宮で大屋根や千木などが新装されました。1952年に国宝に指定されています。高さは約24m、厚い桧皮葺きの屋根の棟の上には長さ7.9mの二組の千木が交差しています。

昭和56（1981）年に造営され、御祈祷や結婚式をはじめ様々な祭事行事が執り行われています。大広間は270畳式の広さがあり、神社建築には珍しく正面破風の装飾にステンドグラスが使われています。正面には大しめ縄（長さ13.6m、重さ5.2t）があり日本最大級の大きさを誇ります。

境内にはうさぎの石像がそこかしこに。しろうさぎは大国主大神と八上姫（やかみひめ）の仲を取り持った、縁結びのシンボルとして人気者です。

正式な名称は「神魂伊能知奴志神社（かみむすびいのちぬしのかみのやしろ）」で天地開闢（世界のはじまり）の造化三神の一柱、神皇産霊神（かみむすびのかみ）が祀られています。命主の社の前に、推定樹齢1000年といわれるムク（椋）の巨木があります。高さ17ｍ、根本回り12ｍもあり、板状の根が発達し、2ｍ近くも根上りした見事な巨木で、昭和51年(1976)に島根の名樹に指定されました。

※出雲大社境内から徒歩5分